<対策>二日酔いについて薬学部生が考察してみた
正月にお酒を飲みすぎて二日酔いになったことをきっかけに、二日酔いについてまとめてみようと思います。
薬学部なりの考察も入れていこうと思うので参考にしてみてください。
二日酔い
お酒を飲みすぎたことによって、翌日に起こる吐き気、頭痛のことです。 食べ過ぎによる胃の不快感、胸やけなども二日酔いの一種です。
原因
アルコールが分解されてできるアセトアルデヒドが二日酔いの症状をもたらします。
飲みすぎると二日酔いになるのは、肝臓でアセトアルデヒドを分解する速度が追い付かずアセトアルデヒドの血中濃度が高くなるからです。
対策
一番は飲みすぎないことです!
簡単で確実な方法ですね(笑)
水をたくさん飲むこと!
アルコールには利尿作用があるため、体内の水分が減ります。
脱水状態になると血液量も減ります。するとアセトアルデヒドの血中濃度も相対的に上昇して症状を悪化させます。
オススメはスポーツドリンクです。スポーツドリンクは体に水分を吸収されやすいようにナトリウムと糖質が入っています。
グラフの縦軸の血漿量変化率というのは血液量と思ってください。
二つのグラフからわかるようにナトリウムと糖質が入っていることにより、水よりも吸収されやすいことがわかります。
吸収されることによってアセトアルデヒドの血中濃度を相対的に下げることができるので二日酔いを軽減することが期待できます。
口からカラダの中に水分が入っただけでは、本当に水分補給されたとは言えません。 腸から吸収されて、血管の中に入ってはじめて、本当の意味でカラダに吸収されたと言えるのです。
栄養ドリングを飲む!
コンビニなどで売っているアレです。
よく入っている成分はウコン、カンゾウエキスとかですね。
ウコンに含まれるクルクミンという成分が肝臓を刺激して肝機能を高める作用があります。
カンゾウエキスは抗炎症作用や胃粘膜保護などの作用があります。
ここで考えていただきたいのは、コンビニで売っているという点です。コンビニで売っている栄養ドリンクは医薬部外品という分類の商品になります。
「医薬部外品」とは、次に掲げる物であつて人体に対する作用が緩和なものをいう。
上記の説明は医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律から抜粋したものです。
作用が緩和です!作用あります!!けど弱いです!!
気休め程度に思っていた方がいいです。それと飲むなら飲酒前が良いと思います。
本当に吐き気や頭痛がつらいときは薬局に行って医薬品を買いましょう!!